● Weddingの朝 ●
今日は今回の旅のメインイベント、友人の結婚式の日です。
花嫁は、文化交流のプログラムでカナダに行った時以来の友人です。もう10年以上前のこと。
当時住んでいた町はとっても遠かったのに、彼女を含む何人かと帰国してからこんなにいい関係になるなんてとっても不思議。
仕事や年齢がさまざまな人が参加するプログラムだったけれど、なんとなく気の合う人って分かるんです。
「同じ匂いがする」ってやつでしょうか。
「かしまし〜ず」と呼んでいるこの仲間は、今回ラスベガスにも集まります。
花嫁のMと結婚する彼Rはアメリカ人で、二人はロスで暮らしています。

6:30am
花嫁の付き添いを頼まれているので早起きです。
式に出るので私も夫もドレスとスーツに着替えます。
またまたAlladinのスタバで朝ごはん。約束の時間まで少しあったので、スタバの前のスロットマシンで少し遊びます。(もちろん5¢マシンです。)

08:30am
二人の泊まっているBellagioへ。
ここはラスベガスで一番高いホテルです。(たぶん。)内装もカジノも超・ゴージャス!
ショップとして入っているのはほとんど有名ブランドばかり。
日本人のツアーでも、このホテルを希望する人って結構いるらしいです。

ロビーで花婿のRに会い、そのまま二人のお部屋へ。
日本だと、ホテルで式をあげると付き添いの人がず〜っとお世話をしてくれるけど、こちらはさっぱり。なんにもつかないらしいのです。私はそのためのお手伝い。
ヘアメイクをしてもらうサロンへ行く前に、ドレスを自分で着て来るように言われているそうです。
花婿は式まで彼女のドレス姿を見られないので、しばしバスルームへ。携帯を持って入ってなにやら連絡したりしてました。
ベアトップで真っ白、総レースにパールやビーズがきらきら。トレーンをとっても長くひいたステキなドレスです。ノーメイクなのでちょっと恥ずかしいと言いながら、サロンへ。
この間、エレベーターや廊下ですれ違う人がみんなニコニコ。
私は後ろから長いトレーンを持ち、ちょこちょこ付いていきました。カジノの中を横切る花嫁は、ラスベガスならではでしょうね。

サロンでは、男性のヘア・スタイリストさんがヘアを担当してくれました。
サロンの人にOKをもらったので、うちの夫はビデオを持って密着です!
事前に好みのスタイルを打ち合わせしてあったので、とってもスムーズ。アメリカのサロンは大ざっぱと思っていたんだけど、さすが一流ホテルのサロン。とっても丁寧でステキな仕上がりでしたよ。
髪の長い彼女は、後ろを巻き上げたアップにして、トップにティアラ、ベールはすごく長いものと短いもの2枚を重ねて出来上がり。私が式の後で長いトレーンをはずすことになっているので、やり方を習いました。

次はメイクです。
今度は女性が担当です。彼女は日本で仕事をしたことがあるらしく、「ROPPONGI」とか「HAKONE」といった地名が会話に出てきます。アイシャドーばっちりメイクになるかと心配していたけど、希望どおりに透明感のある仕上がり。メイク中も、花嫁が緊張しないようにいろいろ話し掛けてくれていました。

ヘアメイクの出来上がる様子を初めて通して見た夫は、関心しきり。
「プロだ〜。」とうなってました。
8/10/2003
● Reception ●
日本の披露宴にあたるreceptionがはじまります。

既に軽くつまめるものとジュースなどが用意されていて、ゲストはくつろぎながら二人を待っています。
会場はホテルの中のお部屋。パティオに面したテラスに出ることが出来るお部屋です。
入るとゲストブックにサイン。そして決められた席に座ります。
テーブルは丸くて10人くらいが座ります。私たち夫婦のテーブルは、M&Rの友人たちの席。
初対面でもすぐに打ち解け、スペイン語、英語、日本語ちょびっとが飛び交う楽しい席でした。

いろんな形があるようですが、今回は日本の披露宴にちょっと近いかも。
でも日本のように分刻みのプログラムや司会者はなし。ゆったりとしています。
途中、ケーキカットがあり、二人が一口ずつ食べさせあうセレモニーがありました。これはアメリカで始まったものなんですよね。

なんとなくまったりした所で、いよいよ『仕込み』の出番です。
要は披露宴につきもののお祝い芸。
私たちは、必ず仲間のパーティで「何か」をやっているのですが、今回は?
ちなみに私の時は、ハンドベルを演奏してくれました。もちろん「オチ」つきで。

今回はこれ!→
懐かしのリコーダーです。でもスケルトンです。きれいでしょ?
ピンクとブルーで二人ずつそろえました。
Bride Groomのポールがワイングラスをちりんちりんと鳴らしてみんなの注意をひいてくれて、私たちは前へ。
曲の前に簡単に紹介をするのは私。「テロ以降で空港のセキュリティーチェックが厳しくなったので、プラスチックのリコーダーを選んだとか即興で。後で考えたら、かなりおかしな英語を口走っていたような。。。」
そして演奏へ。ちなみに吹いたのは、、結婚行進曲、Oh, Canada、となりのトトロ、星に願いを、美女と野獣のメドレーというなんとも大胆なものでした。
今回も、もちろんウケねらいを盛り込んで。
トトロは子供がいる人は知っていたみたい。ディズニー系はやっぱりみんな知っていますよね。星に願いを吹き出したら、「Oh〜」と言う声が聞かれました。
「リコーダーやりたい!」の言い出しっぺだった私。最後まで全然上達しなくて、えらいこっちゃって感じでした。
仲間の一人はだんなさんと子供も参加してくれたし、楽しかった〜。音楽はどこの国に行っても通じますね。

しか〜し!
これで終わるはずはなかった!!
ここで仲間の一人から会場に、「プレゼントはもう一つありますよ〜。」
ここで登場したのがTシャツ。前にはbabyを抱く花嫁の姿。よくよく見ると、そのbabyは花婿の顔を小さく加工したもの。そして後ろには、私たち仲間の写真とメッセージつき。
このTシャツ。アメリカ人の友人たちにもかなり受けました。あとで「あれはPhoto Shopで作ったのか?」とか聞かれたり。大笑いする友だちはおもしろかった〜。
出発前夜、2時すぎにアイロンプリントしている私。出来上がったTシャツを見て、一人ふふふと笑う姿はかなり怖かったはずです〜。
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ぴっかぴかに出来上がった花嫁と、チャペルへ移動です。
やっぱりカジノの中をずんずん進みます。いろんな人からおめでとうが聞こえます。

ここで花嫁はチャペルのそばの小部屋へ。
日本から来られたご両親や妹さんがと一緒なので、私たちは外で待ちます。
そこへもう一人の主役Rが登場! タキシードが決まってます!!

式は11:30amから。
今日は12組が式をあげるそうです。
ラスベガスには、ドライブ・スルーウエディングと言って、車で行ってすぐに式をあげられるチャペルもあるそうです。
Bellagioのチャペルは違うけど。
だんだんとお友だちやRのご両親などが集まってきました。こちらの参加者は服装もさまざま。
ラフなシャツで現れる人がいれば、きっちりスーツの人も。
私たちも今回、結構悩みました。でも終わってみれば、お祝いする気持ちが大事で服装は関係ないんだすよね。

時間が近づいてきたので、チャペルへ入ります。
指輪を持つRing Bearerは、かしまし〜ず仲間の娘さんです。
ちゃんと歩けるか、ママもパパも心配そう。

そして音楽が流れ、式がスタート。
神父さま、花婿とBride Groom、花嫁&パパ、Bride Maidと続きます。
ここで可愛いハプニングがありました。Ring Bearerがバージンロードを歩こうとすると、一面にバラの花びらが。これは練習の時にはなかったものです。花びらを踏んでいいのか分からなくて、なかなか歩き出せません。とってもきれいな花びらだもんね。リング・ピローを大事そうに抱えながら、足元の花びらを見つめる姿に、みんな思わずにっこり。ママの「いいんだよ。」の声で少しずつ進みます。でもやっぱり気になる様子。
無理ないよね。でもホントにかわいいハプニングでした。










式は思ったより長く感じました。
神父さまのお話も誓いの言葉も、もちろん英語です。
ゆったりと笑みを絶やさず話す神父さまでした。
チャペルの式の流れは日本で見るものとそんなに変わらないけれど、誓いの言葉はとっても長いです。神父さまが少しずつ区切りながら言うのを繰り返します。
式の途中、初めて見たものがありました。輪になった、真っ白いロープを二人の肩にかけるセレモニーです。(写真右端)「一つになる」っていう意味のようです。

式が終わると二人はチャペルでの写真撮影、ホテル内での写真撮影へと続きます。
お互いを見つめたり、寄り添ったり、海外ウェディング〜って感じのポーズで撮るみたいだけど、これが絵になってしまうのよね〜。
その間、私たちはPartyをするお部屋へ移動。
うちの夫はビデオを持ってカップルたちを追いかけます。
● チャペルへ ●
と〜ってもきれいなんだけど、
写真はOKもらってないので顔にハートつき→
今回のために作ったネックレスと
ピアスをしてる私です。
お嫁さんのために作ったネックレス。
とってもステキに着けてくれました。
くわしくはコチラ→
バッグとイアリングも作ったんだけど、
写真を撮るのを忘れてしまった。。。
● そして ●
パーティの後は、ぞろぞろと二人のお部屋へ。
入り口で花婿が花嫁を抱っこして入るのもセレモニーの一つ。

この後再びぞろぞろとロビーを通り、ホテル内で写真を撮るために移動します。
Bellagioは屋根のあるガーデンや噴水があって、とってもきれいでした。

い〜っぱい写真を撮り、ディナーの約束をして一旦着替えのため解散。
ディナーはカップル二人とご両親、友人らも合わせて大人数でbuffetの列へ。人気のbuffetとあって2時間くらい並びました。
でもおいしかった〜。
ここで「かしまし〜ず」から残りのSurprise Giftを二人へ。
とっても喜んでくれました〜。
Wedding Favorのかずかず→
花嫁の好きなワイン色の手作りソープには、
お花の種や小さいハート型ソープが入っています。
ボトルはアップルサイダー
小さい白い袋はハーシーのキスチョコ入り
かしまし〜ず大集合
この写真最高!
表情をお見せできないのが残念〜。